正しい歩き方を徹底解説!かかと重心?つま先重心?同時着地が正解!【ふくらはぎが太い人必見】

【ふくらはぎが太い人必見】正しい歩き方を徹底解説!かかと重心?つま先重心?同時着地が正解!

正しい歩き方は同時着地!かかと着地でもつま先着地でもありません

正しい歩き方、間違った歩き方は、つま先着地・かかと着地で議論が分かれるように、専門家でも様々な意見があります

しかし、つま先重心はヒールを履く女性に多く、大半がひざを曲げたまま歩きます。

その結果、すり足や外反母趾、猫背になりやすいというデメリットがあります。

反対に、かかと重心はひざや腰、頭に負荷がかかってしまい健康に悪いです。

特にマラソン選手でかかとから着地している人はひざを壊しやすいです。

この2つを踏まえて理論的に考えると、正しい歩き方は、つま先着地でもかかと着地でもなく、同時着地であることが言えます。

前側重心・後ろ重心ではなく、体軸の中心を保つ同時着地をすることで、ふくらはぎに余計な力を入れない歩き方ができます。

ホソ美
実は、つま先着地やかかと着地は、重心が偏って左右のブレや歪みを補うために、ふくらはぎに力が入る歩き方だったのよ。
ぷに子
というか、歩く時にそんな意識してなかったです…。
ホソ美
今回紹介する歩き方は、体の構造上ふくらはぎが確実に細くなる歩き方」よ。
ホソ美
今までの自分の歩き方が「ふくらはぎを太くする歩き方」なのかどうかもチェックできるから、確認してみてね。 
ぷに子
はーい!

この記事では、正しい歩き方の解説や脚を細くするための歩き方のポイント、注意点などを余すことなくお伝えします!

たった2ステップ!正しい歩き方

 

正しい歩き方
  1. 足の指で地面を踏み込み、足指の力でかかとを高く上げます(足の甲を最大限に伸ばす)。
  2. そのまま足裏の三点に分散して同時に着地します。
  3. これを繰り返します。

正しい歩き方のポイント① 足指を使って歩く

足指を使わないで歩くと、もも前の筋肉「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」で脚全体を持ち上げることになります。

すると、もも前の筋肉が鍛えられて、がっちりした太ももになってしまいます。

足指を使って地面を蹴り上げることで、ふくらはぎや太ももの力で脚全体を持ち上げる必要が無くなります。

「大腿四頭筋」で脚全体を持ち上げている様子

ホソ美
片足で1分立ったままでいると、もも前の筋肉が張ってくるのが分かるでしょう。
ぷに子
これめっちゃキツい…。

 

また、足指を浮かせた「浮き指」は、ふくらはぎに余計な負荷がかかり、ふくらはぎが太くなってしまいます。

正しい歩き方のポイント② かかとを高く上げて、着地する

この足首を「伸ばす→曲げる」動きにより、ふくらはぎの血液の循環が良くなって、むくみにくい脚になります。

ホソ美
この動きによって、ふくらはぎの筋ポンプ作用が促進されるのよ。
ぷに子
筋ポンプ作用って聞いたことあります!

正しい歩き方のポイント③ 同時着地で重力を足裏の三点に分散する

歩いているときは自分の体重の約3倍、走っているときは約5倍の重力が自分の足にかかります。

つまり、50キロの人は、150キロもの体重が足に繰り返し加わっています。

そのため、かかと着地やつま先着地をすると、瞬間的に身体にかなりの負荷がかかります

これがひざ痛や腰痛、肩こりなどの原因になってしまうんです!

ふくらはぎや他の部位に余計な衝撃を与えないためにも、かかと着地やつま先着地を止めて同時着地を意識しましょう。

正しい歩き方をしないと起こるデメリット
  • ふくらはぎ・太ももが太くなる
  • 血液の循環が悪くなり、むくみやすい脚になる
  • ひざ痛・腰痛・肩こりが起こる
ぷに子
脚が太くなる上に、肩こりにもなるなんて…泣 
ホソ美
つまり、美脚であることは、健康であることと一緒なのよ。
ぷに子
健康でキレイになりたいっ!!!

 

正しい歩き方は「もも裏」の筋肉が使われる

ホソ美
今紹介した正しい歩き方をすれば、自然と「もも裏」の筋肉が使われるのが分かるはずよ。
ぷに子
もも裏?どう言うことですか?
ホソ美
さっき、片足立ちでいると、もも前の筋肉「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」が鍛えられるって言ったの覚えてる?
ぷに子
はい!覚えてます!
ホソ美
脚を細くするには、もも前ではなくて、もも裏の筋肉を鍛えると良いのよ。
ぷに子
なんで、もも前はダメで、もも裏は良いんですか?
ホソ美
今から、その理由を説明していくわね。

「もも裏」を鍛えるとホッソリ脚に!

野球選手とサッカー選手を思い浮かべてみて下さい。

野球選手は、太ももが太くてがっちりしているのに対して、サッカー選手は、全体的に脚が細いですよね。

その理由は、野球選手はもも前の筋肉「大腿四頭筋」が発達しているのに対して、サッカー選手はもも前ともも裏の筋肉がバランス良く発達しているからです。

 

ぷに子
確かに、野球選手はムッキムキのガッチガチですね!
ホソ美
同じサッカー選手でも、もも裏が使えていない人の脚は太くなっているわ。

 

また、フィギアスケートの伊藤みどりさんは、ジャンプの時に大腿四頭筋を使うため、もも前が太くなっているそうです。

それに比べて、同じフィギアスケートの浅田真央さんは、大腿四頭筋とハムストリングがバランスよく発達して、スリムな脚が保たれています。

参考 フィギュアスケートの化学所さんの目がテン!

ぷに子
どちらも優秀な選手だけれど、筋肉の使い方によって脚のシルエットが変わってくるんですね。

ホソ美
その通り!もも前「大腿四頭筋」ばかりに筋肉がつくと、シルエットがムキムキになってしまうのよ。

ここまでのまとめ
  • 「もも裏」を鍛えると脚が細くなる
  • 反対に「もも前」を鍛えるとムキムキな脚になる

脚が細いサッカー選手は、全員「もも裏走り」

ホソ美
昔と違って、最近のサッカー選手は、脚が細い人が多いと言われているわ。
ぷに子
確かに、内田選手とかめっちゃ細いですね! 
ホソ美
それは、走り方が「もも前走り」から「もも裏走り」に改善されたことが原因ではないかと言われているの。
ぷに子
そうなんですか? 
ホソ美
ところで、「フットボールネーション」という漫画を読んだことある?
ぷに子
なんですか?フットボール??
ホソ美
脚のきれいな選手だけを集めた、一見変わったサッカーチームの話なんだけどね。
ホソ美
脚がきれい=脚の筋肉を正しく使っている」と言うことで、サッカーのプレイに適した「正しい筋肉の使い方」を理論的に解説しているの。
ぷに子
つまり、理にかなった筋肉の使い方をすれば、自然と脚が細くなると?
ホソ美
その通り!私たちもサッカー選手のように細くてしなやかな脚を手に入れるのよ!
ぷに子
よっしゃ!頑張ろう!
ホソ美
因みに、もも裏歩きについては「フットボールネーション」の第2巻で触れられているわよ。

下り坂は「もも前」、上り坂は「もも裏」の筋肉が使われる

上り坂を歩く時は、誰でも必ず「もも裏」に力が入ります。

反対に、下り坂を歩く時は、誰でも必ず「もも前」に力が入ります。

ホソ美
実際に歩いてみるとよく分かるわよ。できるだけ急な坂道で歩くと分かりやすいわね。 
ぷに子
確かに!部活で上り坂を走っていたときは、ももの裏側が筋肉痛になっていました!
ホソ美
そうでしょう?上り坂を歩く時に使う「もも裏」の筋肉を、平面で歩いているときにも使って欲しいの。

 

もも前の筋肉は、下り坂を歩くときに、転げ落ちないようにブレーキしている状態なので「ブレーキ筋」とも言われます。

反対に、もも裏の筋肉は、上り坂を歩く時に、アクセルを踏む役割をするので「アクセル筋」とも言われます。

もも前を使って歩くことは、ブレーキをかけながら歩くことになるので、身体に余計な負荷がかかる効率の悪い歩き方になります。

つまり、アクセル筋である「もも裏の筋肉」を使って歩くのが、身体に余計な負荷がかからない正しい歩き方になります。

「もも裏歩き」のコツ3つ|20分でマスター!

ホソ美
歩いている時に、「もも裏の筋肉が使われている」ということを実感しながら歩いて欲しいの。
ぷに子
なんか難しそう…
ホソ美
大丈夫よ。20分くらい歩けばコツをつかめるから安心して!

もも裏歩きのコツ① 体軸の中心に重心をおく

体軸が保たれている人は、首から下が動いても、頭の位置は固定されたままです。

モデル歩きでよく「頭にのせたリンゴを落とさないようなイメージで歩く」と言いますが、頭がぶれない=体軸が保たれている状態です。

もも前の筋肉を使うと頭がブレやすくなりますが、もも裏の筋肉を使うと頭の位置は動きません

もも裏歩きのコツ② 軸脚のひざを伸ばす

後ろ脚に体重がかかる時間を長くすることで、軸脚のひざが伸びます。

それによって、もも裏に力が入りやすくなります。

ホソ美
ちょっと不格好だけど、アキレス腱を伸ばしながら歩いてみると、もも裏が使えているのがよく分かるわ。
ぷに子
わ!本当だ!もも裏の筋肉が使われてるの分かる!

もも裏歩きのコツ③ ひざを前に出さない

出来るだけ、ひざを体軸よりも前に出さないように歩きましょう。

ぷに子
なんで?!

ひざが体軸より前に出ているときは、もも前の筋肉「大腿四頭筋」が使われます。

ひざが体軸より後ろにあるときは、もも裏の筋肉「ハムストリング」が使われます。

ホソ美
実際に脚を前後に上げてみると良く分かるわよ。

また、もも前の筋肉「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」は、ひざを伸ばすときに使われ、もも裏の筋肉「ハムストリング」は、ひざを曲げるときに使われます。

太もも前面の筋肉「大腿四頭筋」は、膝を伸ばす時に使われ、太もも裏面の筋肉群「ハムストリングス」は、膝を曲げる時に使われます。

(引用:『ひざの痛み』全解説

つまり、脚を前に振りだそうとすればするほど、もも前の筋肉「大腿四頭筋」が発達してしまいます。

逆に、体軸の後ろに脚をもっていくように意識すれば、もも裏の筋肉「ハムストリング」が使われます。

ホソ美
ギリギリまで地面から足裏を離さないイメージでも、もも裏の筋肉が使われるのが分かるわ。
ぷに子
なるほど!なんとなく分かってきました!

正しい歩き方の注意点4つ

ホソ美
歩き方の注意点やポイント、考え方をピックアップして説明するわね。
ホソ美
ちょっとした意識や考え方によって、歩き方のコツが掴めるかもしれないから確認してみてね。
ぷに子
お願いします!!!

歩き方の注意点① 脚は、おへその下から

自分の脚を「おへその下から真っ直ぐに伸びている一本の棒」と言うイメージで歩いてみましょう。

歩く時は、もも裏のみを使い、ふくらはぎに力が入ることはありません。

ホソ美
ふくらはぎの筋肉を使わない歩き方に変われば、ふくらはぎが太くなる理由はなくなるわね。
ぷに子
本当だ!

歩き方の注意点② ひざを曲げない・反らない

ひざを曲げたままの歩き方も、ひざが反り過ぎる「反張ひざ」もNGです。

どちらも見た目が美しくないだけでなく、ひざへの負荷が大きくなってしまいます。

ホソ美
最悪ひざの故障にもつながるから要注意よ!
ぷに子
怖い…!

歩き方の注意点③ 上半身の体重は上半身で支える

足に全体重をのせてダラっと歩いていると、それだけ脚に負担がかかります

体全体を足にあずけるのではなく、「上半身の筋肉は上半身で支える」という気持ちで、腹筋に力を入れて歩きましょう。

ぷに子
「上半身の筋肉は上半身で支える」って言う発想なかったな〜!気をつけよう!
ホソ美
胸を張って歩くのよ!

歩き方の注意点④ 姿勢を保つ

猫背ひざを曲げる歩き方は、もも前の筋肉を使ってしまいます。

体の主軸を保ち、「ズレ」や「歪み」「ひねり」など、余計な負荷をかけない歩き方を意識しましょう。

姿勢の保ち方のコツ
  • 頭を上下しないで、首を一番長く伸ばして歩く
  • あごを軽く引いて、目線を上に向ける
  • 10m~15m先を見て歩く

まとめ:正しい歩き方でスリムな脚になろう!

ホソ美
これが出来れば「ふくらはぎが太くなる」なんてことは絶対になくなるわ。
正しい歩き方まとめ
  • 体軸を保って、もも裏で歩く。
  • 姿勢を正して、身体に余計な負担をかけない。
  • 筋ポンプ作用で、血流の流れを良くする。
ぷに子
よし!これでふくらはぎが細くなりそう!
ホソ美
喜ぶのはまだ早いわ!!!
ぷに子
えぇ?! 
ホソ美
正しい歩き方を理解しただけでは、まだスタート地点に立っただけってことを忘れないでね。
ホソ美
自分で実際に歩きながら理解できるようになって初めて、正しい歩き方を習得できたことになるのよ。
ぷに子
が、頑張ります…!
ホソ美
浮き指や足の状態に問題がある人は、正しい歩き方を意識するのは勿論、一刻も早く足の状態を正常に戻す必要があるわ。
ぷに子
私はどうしたら良いですか!
ホソ美
ぷに子は浮き指を直すトレーニング+補強グッズで正しい3点歩行に戻すことが必要ね。
ぷに子
わ~!頑張りますーーー!