- 同じ部活なのに、〇〇ちゃんの脚は細くて羨ましい!
- なんで私だけふくらはぎが太いんだろう…?
こんなことでお悩みではないですか?
ふくらはぎが太くなる大きな原因は、歩き方や姿勢など、日常生活のクセです。
この記事では、「ふくらはぎが太くなる歩き方」や、「今の自分の歩き方の特徴」を認識し、あなたのふくらはぎが太いのは歩き方が原因なのかを解明していきます。
自分の歩き方に自身のない人は、是非ご覧ください。
ふくらはぎが太くなる原因2パターン!
はじめに、ふくらはぎが太くなる原因を大きく分けると
- 無意識にふくらはぎを鍛えていること
- 足・ふくらはぎのむくみ
この2パターンしかありません。
この章では、ふくらはぎが太くなる詳しい原因をご紹介します。
原因① 無意識にふくらはぎを鍛えていること
「上半身はスリムなのに、ふくらはぎだけ太い」こんな人は、日常生活のクセで無意識にふくらはぎを鍛えていることが原因です。
例えば、立っている時に重心が偏っていることによって、左右のブレ・歪みを補うためにふくらはぎに力が入ります。
詳しくは、すねの外側にある筋肉「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」やふくらはぎの筋肉「腓腹筋(ひふくきん)」に力が入り、無意識のうちに鍛えてしまうのです(=筋肉の肥大化)。
「脚やせにはヒラメ筋を鍛えろ!」と言う言葉を聞いたことがありませんか?
実は、ヒラメ筋の対になる存在が腓腹筋(ひふくきん)で、腓腹筋を鍛えるとふくらはぎがボコっと出て太く見えてしまいます。
筋肉質でたくましいふくらはぎをしているあなたは、腓腹筋が肥大化している可能性が高いです。
また、足の関節や足裏アーチが崩れていたり、足指が使えない歩き方をしたりすると、立った時にバランスを取るために、やはりふくらはぎに力が入ってしまいます。
このように、日常生活の姿勢や立ち方、歩き方がふくらはぎを太くしている可能性が高いです。
原因② 足・ふくらはぎのむくみ
ふくらはぎが太くなる原因のもう一つは、足やふくらはぎのむくみです。
実は、むくみが原因で太ったと感じる女性は約8割もいるんです!
むくみが原因で太ったと感じたことはあるか聞くと、81.1%が「ある」と答えており、異性からの指摘はないものの、自分でむくみが原因で太ったと自覚している女性が多いということがわかった。
むくみになる原因は、
- お酒の飲み過ぎ
- タンパク質不足
- 筋ポンプ機能の低下
- 塩分の取りすぎ
- 水分不足
などなど、実は様々な原因で身体がむくんでしまいます。
また、女性は生理中に女性ホルモンのバランスが崩れてむくみやすくなります。
しかも、むくみを放置すると、
- セルライト発生の原因になる
- 痩せにくい体になる
と言う最悪のダブルパンチが待っています。
ふくらはぎが太くなる歩き方8つ
ふくらはぎが太くなる原因を理解したところで、ふくらはぎが太くなる歩き方8パターンをご覧ください。
8つに分けていますが、これらの根本的な原因は今紹介した通り
- 無意識にふくらはぎを鍛えていること
- 足・ふくらはぎのむくみ
この2パターンです。
ふくらはぎが太いことで悩んでいるあなたは、このどれかに必ず当てはまるはずです。
一つずつチェックしていきましょう!
歩き方NG① かかと着地・かかと重心
正しい歩き方は「かかとから着地して、親指側のつま先で蹴り出す」と言われることも多いですが、かかと着地は絶対にNGです。
試しに、脚を真っ直ぐに伸ばし、かかとから力強く着地すると、ひざや股関節の付け根にズシっと鈍い突っかかりを感じると思います。
更にジャンプをして、かかとから着地すると、頭蓋骨に響きます(※危険なので絶対にやらないで下さい)。
歩くときは足裏の筋肉がクッションになって、体全体を支えていますが、かかとには筋肉がありません。
そのため、骨しかない「かかと」に全体重がのってしまうと、ひざ・腰・頭の骨にダイレクトに響いてしまいます。
また、歩いているときは自分の体重の約3倍、走っているときは約5倍の重力が自分の足にかかります。
つまり50キロの人は、150キロもの体重が足に繰り返し加わります。
正しい歩き方に特に気をつけている人の中には、「かかと着地→小指のつけ根→親指のつけ根、最後は親指で抜けていく」という歩き方をしている人がいると思います。
しかし、かかとから着地をすれば、かかとに全体重の約3倍にも及ぶ重力が繰り返し加わります。
歩くときにかかとが接地するのは正しいですが、かかとに重心をおいてしっかり着地する歩き方は間違いです。
また、かかと重心は足指で踏ん張れないため、「浮き指」になっている可能性が高いです。
歩き方NG② 大股で歩く
大股で歩くとかかとに重心がかかり、骨盤と腰骨に前後の歪みが生じてしまいます。
歩き方NG③ 早歩き(つま先重心)
ふくらはぎを細くするために、わざと早歩きで歩いている人も多いと思います。
しかし、早歩きはかえってふくらはぎを太くする歩き方です。
早歩きは、重心がつま先にかかり、前傾姿勢で歩いている状態ですが、これはすぐに走り出すことができる歩き方=瞬発力のある筋肉を使っている状態です。
筋肉には、瞬発力のある筋肉「速筋(そっきん)」と持久力のある筋肉「遅筋(ちきん)」の2種類があります。
ダッシュや早歩きなど、瞬発力のある速筋を鍛えてしまうと、ふくらはぎは筋肉質で太くなります。
それに対して、持久力のある遅筋は、いくら鍛えてもふくらはぎが太くなることはありません。
つまり、つま先にグッと力を入れてグングン進むような歩き方は、速筋が鍛えられてしまい、かえってふくらはぎが太くなってしまうのです。
(準備中:遅筋・速筋についての詳しい説明)
歩き方NG④ 足首を曲げたまま歩く
試しに、今その場で足踏みをしてみてください。
足首を90度に曲げたまま、太ももの筋肉で脚を持ち上げたかと思います。
しかし、この動きを歩く時にそのまま取り入れるのはNGです。
理由は、足首を90度に曲げたまま歩くと、ふくらはぎの筋ポンプ作用*が働かないため、脚がむくんでしまうからです。
足首を曲げると、ふくらはぎの筋肉は伸びます。逆に、足首を伸ばすと、ふくらはぎの筋肉は縮まります。
この足首を「伸ばす→曲げる」という動作を繰り返し、ふくらはぎの筋肉を伸縮することで、心臓から流れてきた血液を心臓に送り返します。
このことを「筋ポンプ作用」と言います。
つまり、足首を90度に曲げたまま歩くと、ふくらはぎの筋肉が伸びたままの状態になってしまい、血液が心臓に送り返されずに停滞してしまいます。
逆に、ハイヒールを履き続けると、足首が伸びっぱなし=ふくらはぎの筋肉が短縮しっぱなしになってしまいます。
つまり、血液が心臓に送り返されず、ふくらはぎの血流が悪くなってしまいます。
その結果、どちらもふくらはぎの血流が悪くなり、むくみの原因になってしまいます。
参考 ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれていますREGUARD歩き方NG⑤ スリ足になっている
今話した通り歩く時は、脚を伸ばす動き・縮める動きの連続で、心臓から流れてきた血流を心臓に送り返しています。
足を地面に擦るような歩き方は、足首をほとんど動かさないので、血流が悪い歩き方です。
そのため、
- 足首を90度に曲げたままのスリ足
- ヒールを履いて足首を伸ばしたままのスリ足
どちらとも足の血行が悪くなり、むくみの原因になります。
歩き方NG⑥ 姿勢が悪い
姿勢が悪いまま歩くことによって、骨盤のゆがみや膝への負担が大きくなってしまいます。
歩く時だけではなく、いつでも背筋を伸ばして胸を張りましょう!
猫背の人やダラっとした姿勢がラクだと感じる人は、気持ちもダラけてしまいます。
しかし、ピンと胸を張ってスラッとした姿勢に慣れれば、こちらの方がラクになり、気持ちも晴れやかになってきます。
人のクセは自分で意識しないとなかなか直りませんが、
- キレイになりたい
- スラっとした美脚になりたい
こんな前向きな気持ちがあるなら、意地でも改善しましょう。
(準備中:姿勢が悪くなるプロセス)
歩き方NG⑦ 足音がうるさい
足音が大きければ大きいだけ、地面と足の衝突が強いと言うことになります。
冒頭で、歩いているときは自分の体重の約3倍の重力が自分の足にかかると話しました。
つまり、足音がうるさい人は3倍以上の強い重力が自分の足にかかっていると言うことです。
出来るだけ足音を立てないように歩きましょう。
歩き方NG⑧ 足に合わない靴を履いている
サイズの大きい靴を履いていると、足の指先を持ち上げて、無意識に靴が脱げないようにロックしてしまいます。
逆に、サイズの小さい靴を履いている場合は、足指を靴の中で伸ばせずに曲がってしまいます。
本来歩く時に足指で地面を蹴り出しますが、大きい靴や小さい靴を履いていると、足指を使って歩くことが出来ません。
また浮き指や屈み指など、足トラブルの原因になってしまいます。
あなたの歩き方は大丈夫?靴底の減り具合で重心をチェック!
ふくらはぎが太くなる歩き方を理解したところで、普段のあなたの歩き方は、重心がどこにかかっているのか確認してみましょう。
歩いているときの重心を確認するには、普段履いている「靴底の減り方」を調べると一目瞭然です。
重心チェック① 靴底の外側が減る
ガニ股・O脚の人に多い靴底の減り方です。ひざや腰に負担がかかりやすい歩き方で、股関節や骨盤が外側に歪んでいる可能性が高いです。
また、脚の外側の筋肉が発達して脚が太くなってしまいます。
重心チェック② 靴底の内側が減る
内股・X脚の人や、ヒールを履く女性に多い靴底の減り方です。歩き方は、前傾姿勢で猫背になっています。
足首やひざの関節に負担がかかりやすく、血液の循環が悪いので冷え性になりやすいです。また、小指の付け根に、タコや魚の目ができやすいです。
重心チェック③ 靴底のつま先が減る
ヒールの高い靴を履いている女性に多い靴底の減り方です。歩き方は、膝が曲がった状態で、猫背になっています。
普通の運動靴でも、このような靴底の減り方をする人は、つま先を下げたまま歩いているので、つまずきやすいです。また、外反母趾になりやすいです。
重心チェック④ 足指のつけ根が減る
骨の老化が進んでいる「お年寄り」や「浮き指」の人に多い靴底の減り方です。歩き方は、足を引きずるように歩いています。
浮き指が進行している可能性が高いです。
重心チェック⑤ 靴底のかかとが減る
ガニ股の人に多い靴底の減り方です。足を前に振り出すような歩き方をしており、体全体を使って歩くことができません。
また、腹筋と背筋が衰えており、猫背になりがちです。血行不良や、腰痛の原因にもなります。
かかと重心になると、自然に足が開いてガニ股になります。
しかし、特に女性は見た目などの問題から、ガニ股になるところを、無理やりねじって内股にもっていきます。
その「ねじれ」が加わることによって、体のズレや歪み、関節の負担がより大きくなってしまいます。
重心チェック⑥ 左右の靴のかかとの減り方が違う
左右のどちらかに重心が偏った歩き方をしています。骨盤が歪んでいる可能性が高いです。
まとめ:正しい歩き方を身につけよう!
ふくらはぎが太い原因が分かれば、後はひたすら実践あるのみです。