- ふくらはぎが太いことで悩んでいる
- 脚やせトレーニングを試したけれど脚が細くならなかった
こんなあなたは、足裏の状態を確認してみることをおすすめします。
「オシャレは足元から」という言葉があるのと同じで「ダイエットは足元から」です。
土台である足裏が整っていないと、いくら脚の筋トレをしても、脚痩せに成功しません。
仮に脚が細くなったとしても、一生筋トレを続けなければ、また直ぐに太くなってしまいます。
この記事では、
- 足裏アーチの重要性
- 足裏アーチが崩れることで起こるトラブル
- 足裏アーチが崩れる原因
- 足裏アーチの改善方法
などなど、足裏アーチについての情報を余すことなくお伝えします!
目次
足裏にある3つのアーチとは?|親指・小指・かかとをつなぐ架け橋
私たち人間の足は、立った時に「親指のつけ根」「小指のつけ根」「かかと」の3点で身体を支えるように出来ています。
そして、人間の足には、この3点の架け橋となっている3つのアーチ構造があります。
この3つのアーチ構造を「足裏アーチ」と言います。足裏アーチは、筋肉や靱帯によって構成されています。
名称 | 説明 |
縦の足裏アーチ(内側) | かかとから親指のつけ根に向かう「内側縦(ないそくたて)アーチ」。別名「土踏まず」。 |
縦の足裏アーチ(外側) | かかとから小指のつけ根に向かう「外側縦(がいそくたて)アーチ」。 |
横の足裏アーチ | 親指のつけ根から小指のつけ根へ向かう「横アーチ」または「前側アーチ」。 |
足裏アーチの役割とは?衝撃を吸収するクッション材!
足裏アーチの役割は、前章で話した「立った時に身体を支える3点=親指のつけ根・小指のつけ根・かかとに加わる衝撃を吸収するクッション」です。
足裏アーチのクッションが無いと、親指や小指のつけ根、かかとへの衝撃がダイレクトに伝わってしまいます。
例えば、思いっきりジャンプをしてかかとだけで着地すると、膝や頭にまで衝撃が伝わって痛いですよね?
また、地震と同じで、土台が整っていないと上への衝撃が強くなり、場合によっては崩壊してしまいます。
そのため、足裏アーチが整っていないと、その上にある身体全体に悪影響を及ぼしてしまいます。
具体的には、
- 安定したキレイな姿勢を保つことが出来ない
- 身体が歪む
- ふくらはぎが太くなる(浮き指)
などが起こってしまいます。
足裏アーチが崩れると起こるトラブル4つ
足裏アーチが崩れると、足裏に疲労物質が溜まって疲れやすくなったり、血液やリンパの流れが悪くなったりします。
また、足の関節が硬くなり、足の関節がズレたり、最悪の場合は骨が変形してしまいます。
この章では、足裏アーチが崩れると起こるトラブルを4つに分けて説明します。
トラブル① 疲れやすくなる
足裏アーチのどの部分が崩れても、足に加わる衝撃を十分に吸収できなくなってしまいます。
そのため、歩いたり走ったりするたびに、地面からの衝撃が足裏に強くかかってしまい、「足裏に痛みが走る」「疲れやすくなる」などの症状が現れてしまいます。
トラブル② 血液やリンパの流れが悪くなる
足裏アーチが崩れると、足裏に疲労物質が溜まりやすくなり、血液やリンパの流れが悪くなります。
その結果、足の冷えやむくみ、更には内臓機能の低下にまで発展してしまう恐れもあります。
トラブル③ 足の関節が硬くなる
血液は、重力によって心臓から全身の抹梢へ自然に流れますが、下から上つまり、足先から心臓に血液を流すには、筋肉の伸縮というポンプが欠かせません。
しかし、足の関節が硬くなり骨格が崩れることによって、可動域も狭くなり、足の骨や筋肉を正しく動かして使うことが出来なくなります。
その結果、筋肉が衰え、ポンプ機能が上手く働かなくなります。
トラブル④ 足の関節・骨が変形|ふくらはぎが太くなる原因
足裏アーチが崩れたまま過ごしていると、だんだん足の関節がズレていき、最悪の場合、骨が変形してしまいます。
代表的な足のトラブルは、「外反母趾」や「扁平足(へんぺいそく)」「浮き指」「開張足」他にも「屈み指」や「寝指」「ハンマートゥ」などもあります。
軽度の症状を合わせると、外反母趾や浮き指は日本人の8割に見られるとも言われています。
また、「足の横幅が広くてシュッとした靴が入らない」という人は、開張足の可能性が高いです。
内側縦アーチの崩れ|土踏まずが潰れる扁平足に!
内側縦アーチの崩れは、土踏まずが潰れる「偏平足」になってしまいます。土踏まずがないと、地面からの衝撃を吸収しにくくなります。その結果、「足が疲れやすくなる」「長時間立つのがつらい」「足裏が痛む」など、いろいろなトラブルの原因になります。
外側縦アーチの崩れ|ふくらはぎが太くなる原因に!
外側縦アーチが崩れると、立つ時の支点である「親指のつけ根」「小指のつけ根」「かかと」の3点のバランスが崩れ、足裏が不安定になります。そして、かかとが外側に倒れやすくなりますが、足や身体でバランスを補おうとするため、ふくらはぎや身体の一部に負荷がかかります。ふくらはぎが太くなる原因にも大きく関わっています。
横アーチの崩れ|足の横幅が広がる「開帳足」に!
横アーチが崩れると、足の横幅が「ペター」と広がる「開張足」になってしまいます。すると、足指のつけ根に負荷がかかり、「角質が硬くなる」「タコ、うおの目ができる」などの症状が現れます。
関節のズレであれば矯正やトレーニングで治せまずが、骨が変形してしまうと、もう手術しかありません。
しかし、特に外反母趾は手術しても完全に治る確率は低く、後遺症や副作用が出る可能性も高いのが現実です。
実際、痛みが走る時は骨が曲がろうとしている時です。これを通り越してしまったら、痛みはなくなり、治すことがかなり困難な状態になってしまいます。
腰の曲がったお婆さんが良い例です。客観的に見ると、歩く時は大変そうに見えますが、曲がりきってしまったのでもう痛みはありません。
また、骨が変形するまではいかなくても、関節のズレは多くの日本人に見られます。
「ダイエットのため」だけではなく、一生ものの自分の足なので、大切にケアしていきましょう。
足裏アーチが崩れる原因2つ
足裏アーチの崩れは、
- 小さい頃の成長過程で、足裏がしっかりと形成されていなかったこと
- 運動不足や歩かなくなったことにより、足裏アーチが崩れてしまったこと
が考えられます。
基本的に、現代のフラットな地面が足裏アーチが発達しない大きな原因となっています。
また、足裏が完成されていないまま、ハイヒールを着用すると、足裏アーチの崩れに拍車がかかることも問題です。
原因① 筋力の低下
足裏アーチの崩れは、「キレイに舗装されたアスファルト」「フローリングの床でスリッパの生活」など、現代のフラットな床が根本的な原因としてあります。
昔は不安定な地面が当たり前だったので、意識をしなくてもただ歩いているだけで足の筋肉が自然と鍛えられていました。
しかし、現代の日本では、キレイに舗装された地面の上しか歩くことがないので、歩く時に足の筋肉を必要としなくなり、結果として足の筋肉が育たなくなってしまいました。
また、最近は
- 公園でのボール遊び禁止
- 不審者に会う危険があるからなるべく外に出ない
- ゲームをやる子供が増えた
このようなことも、筋力低下の原因になっています。
原因② 足裏の状態が悪いまま、ハイヒールを履き続ける
かかとの高い靴を履くことで、足先に体重が乗ってしまいます。
その結果、横アーチが平らに潰れてしまったり(開張足)、指を反った状態が普通になってしまいます(浮き指)。
足の土台や歩き方が完成されていれば問題ありませんが、足の横アーチが崩れた状態でハイヒールを履き続けると、むくみやすく太りやすい身体になってしまいます。
崩れた足裏アーチの改善方法2つ
崩れたアーチを放っておくと、ふくらはぎが細くならないだけでなく、足の関節のズレや骨の変形といった病気のリスクも考えられます。
そのため、即座に正しい足裏アーチに戻しましょう。
方法① 足裏を鍛えるトレーニングをしよう!
ポイントは、
- 骨と骨の間をゆるめて、柔軟な足を作ること
- 骨と骨の間に溜まる老廃物を排泄すること
この2点です。
(準備中:足裏トレーニングのやり方)
方法② 足裏矯正グッズを着用する
足裏アーチの崩れによるトラブルを防止するために、靴を履いた時に、キレイな足裏アーチが作れる靴や中敷きなどの、足裏矯正グッズもあります。
普段歩く機会が多い人は、方法①の「足裏を鍛えるトレーニング」と並行して、足裏矯正グッズを着用することをおすすめします。
(準備中:おすすめの足裏矯正グッズ)
まとめ:ふくらはぎを細くしたいなら土台の足を作ろう!
冒頭でも話した通り、「ダイエットは足元から」です。
ふくらはぎを細くしたいなら、まずは
- 足裏アーチを正常に戻す
- 正しい歩き方をする
一生スリムな脚になりたいなら、根本から解決しましょう。
地道ですが、足を整えることで、身体のあらゆる悩みが解決する嬉しい副次作用がついてきます。
- スリムな脚になれる
- 身体の調子が良くなる
- 肩こりや冷え性が改善される